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イトウタカシの日常

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『ショウヤ』の思い出。

 
ボクが小学生の頃『メンコ』が異常に流行っていた。
長方形の厚紙で出来ていて当時のヒーローとかが印刷されたものだ。
放課後に玄関にコンクリートとかがある家に行って勝手に
試合をしていた。子供の戦場と化していたな。
遊び方は、地方によって違っているが、
ボクたちは、お互いに賭ける枚数を決めて積み上げ、
各々が特別に作り上げた勝負メンコで代わりばんこに札を叩き、
裏表を早く重ねた方が勝ちだった。
強い勝負メンコを持ってるヤツは羨望のまなざしを送られていたな。
そして呼び方もボクたちは『メンコ』じゃなくって『ショウヤ』と呼んでいた。
なんでか、どーゆー意味かは分かりませんが・・。
でもギャンブル性の強い呼び名じゃありませんか?『ショウヤ』
ボクが、『ショウヤ』デビューしたのは小学3年生の頃。
お小遣いでショウヤを20枚ほど買い、戦場に行った。
そこでは上級生がものすごい試合をしていた。
「ヨッシャァ〜」「モラッタァ〜」
ちょっと、腰が引けてるところに、
「お前もやるか?」と声をかけてくれた
おにいちゃんがいた。
「まずお前、勝負券を作らなあかん」
「こうやってコンクリに擦り付けて薄くするんだ」
「そうするとええカンジでヒックリがえるよ〜になるで」
言われるままにボクは、勝負券を作った。
と、おにいちゃんが
「あいつとやってみろあいつはまだ弱いで」
また、言われるままにその子の前に行き、
勝負を申し出た。
彼は、“フンッ”とした顔で、
ボクに全部賭けろと言った。
いやと言えなかったボクは全部賭けた。
・・・一瞬で勝負は終わりボクはすべてを取られてしまった。
涙で右手の中に残った勝負券も見えなかった。
数日後またボクは戦場にいた。
そうしたらこないだのおにいちゃんが寄って来て、
「オレもうショウヤやらんでお前にコレやるわ」
見ると箱一杯のショウヤだった。
こんなの貰うわけにはいかないとか言ったけど、
半強制的に渡された。
その中には素晴らしい勝負券も沢山入っていた。
嬉しいような怖いような体験だったなあ。
それから、ボクはだんだんショウヤが強くなって
ちょっと威張れる存在になったのである。
満月

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Author:taquantaquan
シアワセにつながることが行動の基本です。美味しいものを食べたり楽しいところへ行ったりする事も大好きです。だから毎日頑張ってます!






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