イトウタカシの日常

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あるお話。

 
『朝、起きると手足がウマく動かない。
ふと見るとゴアゴアの毛がカラダ中を覆っている。
・・・マズい、どうやらボクはヘンな動物になってしまったようだ。
おそるおそる鏡をのぞくとソコには、
頭がボ〜ンと大きくてのぺっとした顔の真ん中に大きな鼻がついていて、
目もバランスの悪い位置に左右に異様に離れてポチッとある、
突き出た口は歯が2本出ている。
大きな頭に似合わないカラダはボテッと小さく足は短い。
何ともブサイクな生き物が写っているではないか。
ああなんてコトだ!!大きくて逞しい動物ならまだしも
なんだ!この姿は・・。
このままこの姿のまま・・生活していくなんて耐えられん!
たまらん・・・。
ボクは深く悩んだ。そして毎日落ち込んで、
暗い気持ちで暮らしていた。
その日も、いつものようにうつむき加減に、
誰にも会わないように歩いていた。
そうしたらどうやら道に迷ったか、
しらない公園に出てしまった。
「あれっ?」と周りを見渡すと、
ボクの容姿に似たブサイクな生き物たちが、
楽しそうに他の動物たちと話をしたり、
遊んだりしているではないか!
その中の一人がボクに気づいて、
「あれっキミ初めてみる顔だねえ」
ボクは思わず顔を伏せた。
「ど〜したのそんな浮かない顔して」
「コッチへ来て遊ぼうよ」
そこにいたみんなもボクを輪の中に誘ってくれた。
「遊ぼ。遊ぼ。」
「話そ。話そ。」
ボクは、聞いてみた。
「みんなボク可笑しくないの?」
そしたらボクに似ている生き物たちが一斉に、
「その悲しそうな顔は可笑しいよ」
「だからみんなで遊んだりオモシロイ話とかして笑おうよ!」
「そしたらキミ全然可笑しくなくなるよ!」
「そ、そうボク仲間に入れてくれるの?」
「当たりまえじゃないか」
それからボクは彼らと涙が出るほど笑い合ったり、思いっきり走ったり、
ホントに楽しい時間を過ごしました。
そして、今までのことがウソのような、
自信にあふれるボクがそこにいました。』



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Author:taquantaquan
シアワセにつながることが行動の基本です。美味しいものを食べたり楽しいところへ行ったりする事も大好きです。だから毎日頑張ってます!






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