イトウタカシの日常

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自転車通学。

 
前にも書いたかな・・まあイイや。
中学の頃、自転車通学していた。
たまたま同じクラスになった近所の杉村クンと一緒に。
毎朝杉村クンは『イト〜クンがっこ行こ〜』って呼びにきてくれた。
彼はなんでも疑う事をしらない非常に純粋な子だったので、
ボクはなんか温かい気持ちになれて彼といるのが好きだった。
彼もボクの事が好きみたいで雨の日も風の日もいっしょに登校した。
杉村クンは勉強とかあまり得意ではないけれど、
話がオモシロくて毎日ボクを笑わせてくれた。
時には2人で大声でテレビの主題歌を歌いながら自転車を漕いだ。
1日で一番楽しい時間だった。
そして、その日もいつものように2人は学校へ向かっていた。
ふと、杉村クンが何かを見つけて拾った。
100円札だった。当時は100円は高価であった。
「何じゃコレ?」と杉村クン。
「おりゃ!100円札じゃないか!」と狼狽えてボク。
「ケーサツ?」と杉村クン。
「いや、2人で拾ったんだからボクらのもの」とボク。さらに、
「半分ずつしないとイカンよぉ!」
すると杉村クン「ウン!」と言って、
100円札を真半分に“ビリビリッ”と破り、
「ハイっイトーくんの分」って破った半分をボクによこした。
ボクはど〜していいのかわからず、引きつり笑いをしながら、
やはり交番に届けようと杉村クンからもう半分の100円札を受け取り
学校近くの交番に届けた・・。
その時おまわりさんに何と説明したかは忘れてしまったが、
ボクの言い訳に杉村クンはウンウンとうなずいていたに違いない。
その後、杉村クンとボクは自転車通学を続けたが、
ある日から杉村クンはボクとは違う教室で勉強する事になった。
「イトーくん、今日からボク向こうの教室なんだ」
「でも自転車、いっしょに行こうな」
「ウン、毎日いっしょさ」
「時々、教室来てな」
「ウン、毎日覗きにいくよ」
そこには嬉しそうに仲間とお遊戯をする杉村クンがいた。
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Author:taquantaquan
シアワセにつながることが行動の基本です。美味しいものを食べたり楽しいところへ行ったりする事も大好きです。だから毎日頑張ってます!






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